能代市は、秋田県北西部に位置し、世界自然遺産「白神山地」を望み、日本五大松原に数えられる「風の松原」、内陸南部には高さ58メートルの「日本一高い天然秋田杉」を有する、自然に囲まれた地域です。春は県立自然公園きみまち阪や能代公園の桜、夏は役七夕、天空の不夜城、能代の花火、秋は黄金色に輝く水田、冬は積雪1メートルを超える地域もあり、四季ごとに違った楽しみ方や違った表情があります。
また能代市では、全国制覇58回を誇る県⽴能代⼯業⾼校バスケットボール部を有することなどから、”バスケでみんなが元気になれる街”をめざした「バスケの街づくり」や、JAXA能代ロケット実験場を有することや、日本最大規模のアマチュアによるロケット打上競技大会「能代宇宙イベント」が開催されることなどから「宇宙のまちづくり」といった、多様な地域資源を活用したまちづくりを推進しています。
慶應SFCと能代市は、これまで「バスケの街づくり(2010年度~)」を中心に、推進計画の策定から計画に基づいた事業の推進に至るまで、実践や調査研究を協働で取り組んできました。
これらの実績をもとに、さらなる推進と成果の実現に取り組むものとして、「まちを元気にするまちづくり」という視点から、地域に活力をもたらす「社会イノベーション」を加速させることを目指し、連携を深め協働で取り組む活動をさらに充実させていきます。
能代市のバスケの街や宇宙のまち、木都能代といった地域資源を活かした特色ある次世代のまちづくりへつなげていくための施策について研究・開発・実践に従事する「地域おこし研究員」を募集します。
具体的には、「バスケミュージアムを拠点とした『バスケの聖地能代』を実現する、バスケロード、バスケの殿堂の設立・運営」や「スポーツを活用したまちづくりと観光事業促進に向けたイベントツ-リズムの開発」、「能代宇宙イベントを活用した、大学生の交流を促す実践的イベントの企画運営」、「地域イベントの運営を活性化させるボランティアマネジメントの取り組み」などが想定されます。
能代市が取り組む「バスケの街づくり」や「宇宙のまち」といった地域資源を活かした、特色ある次世代のまちづくりへつなげていくための施策について、熱意を持って研究開発に取り組んでいただける方、お待ちしています。