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リサイクル日本一・SDGsアワードの町で「リサイクル未来創生プログラム」に取り組む「地域おこし研究員」が活動中

大崎町(鹿児島県)

大崎町は鹿児島県の東南部、大隅半島に位置し、南部は豊かな水産物をもたらす志布志湾に面し、そこから北部にかけて豊かな農畜産物を育む広大な台地が広がる「食材の宝庫の町」です。

更には、プロ野球選手をはじめとする多くのトップアスリートを輩出してきた「スポーツの町」、国指定の重要文化財である横瀬古墳をはじめとする多くの史跡を有する「歴史の町」、白砂青松100選に選ばれた「くにの松原」を有する「美しい景観を誇る町」といった多種多様な魅力と豊かな資源に恵まれた町といえます。また、町民が一体となってリサイクルに取り組む「環境に優しい町」でもあり、これまでも資源ごみのリサイクル率で日本一の栄誉に輝いており、最近ではインドネシアで資源ごみの分別指導も行っています。

大崎町が目指すところ

大崎町は、ゴミ処理に関する課題を抱えていましたが、住民力や自治体職員の力を発揮し、地域を挙げた実践や仕組み化と、持続的な挑戦を行ってきました。その結果、2007年より11年連続「リサイクル率日本一のまち」として高く評価を受けています(2018年3月現在。2016年度のリサイクル率83.4%)。

大崎町が生み出したリサイクルの仕組みは「大崎システム」と呼ばれ、JICA(独立行政法人国際協力機構)との連携の下で、2012年よりインドネシア(デポック市、バリ州)にて国際協力に取り組み、開発途上国におけるゴミ処理の課題に対しても、一定の成果を上げています。

大崎町は、地域を挙げた「ゴミの資源化」によるリサイクル事業から、安定的な収益が得られています。この住民力により確保した収益を、未来を担う大崎町の子どもたちが世界各地で活躍すること、そして、将来的には大崎町に戻り、さらなる活躍することを支援する「リサイクル奨学パッケージ」を始めています。

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「地域おこし研究員」として取り組んでもらいたい実践研究

大崎町では、地方創生や地域おこし、社会イノベーションを担う「地域おこし研究員」を募集します。大崎町の地方創生、地域活性化、グローバル戦略、未来戦略に関することや、金融機関との協働による「リサイクル奨学パッケージ」の研究開発・推進・普及などが想定されます。

参考